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『FHのままの存続は考えていない』 たんぽぽホーム里父KM

 

ファミリーホームを始めて10年になる。定員6人だが、現在は高1男子、中3女子、中1男子、小4女子、小1男子の5人。現在5人でバランスが取れていて、5人のままが良いと感じている。一人がおかしくなると連鎖が起こり、バランスが壊れて、綱渡りの状態が続く。一人一人タイプが違う中で、バランスを取っていくのは難しい。実親引き取りが予定されていた子どもが、引取りが挫折し気持ちが乱れることがあった。しかし、しばらくすると落ち着きを取り戻した。自分で気持ちを整理してバランスを取り戻したのだと思う。トラウマを抱え、引きこもりや過去に自殺願望を持っていた子どももいて、この子が外に出る機会をどう作るか考えてきた。現在は本人に適した学校を見つけ、元気に通っている。随分自分たちの神経もすり減らされてきたが、子どもの持つポテンシャル(潜在能力)に引き寄せられ導かれてきたと思う。自立支援は一緒に職場を開拓することから始まるとして、FHをそのまま、B型継続支援施設にしようかと考えた時期もあったが、年齢を考えて断念した。今後の見通しとしては、ファミリーホーム本体は3年で幕を下ろし、新たな居場所として再出発の構想はあるのだが、FHのままの存続は考えていない。