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『神様からの贈り物』 里母YG

 

SMさんへ、

昨日は信じられない偶然的な出会いでしたね。

私のお茶の先生が合唱団に入っておられて、ソプラノを歌っています。

彼女との出会いも不思議な出会いでした。

彼女に最初に出会ったのは、和裁教室でした。彼女はお茶の先生だから、着物を良く着る機会があるので、和裁を習いに来ていたのです。私は一昨年から、我が家に眠っていた着物を着るようになり、母の着物をマイサイズに直すために同じ教室に通っていました。

彼女と親しくなる内に、お茶の先生と知り、若い頃に茶道を習っていたので、お茶も始めることになり、すつかり先生とは親友のような関係に。

すると、何と!何と!

彼女と私の中学、高校時代の親友が同じ裁判所で働いていたことが判明。その偶然にびっくり。

そんなこともあり、先生とはぞっこん親しくなり、先週急遽、コンサートに来ませんかとお誘いを受け、昨日、出掛けた訳です。

西南大学のチャペルが大好きと言うのも理由でした。

 

話が長くなりますが、先生が昨日の演奏会を最後にコーラスをやめる理由が、また、感動的なんですよ。

茶道に流れる精神は、一服のお茶を通じて、人と人が平和に交わることなのです。その精神を生かして、日本中の見知らぬ人にお茶を立てて差し上げたいと言う夢があり、先ずは手始めに、今月から毎週金曜日、朝7時から8時。大濠公園内で野点(野外でお茶を立てること)して、マラソンで走っている人、ウォーキングしている人に無料でお茶を立てておられます。

先週は私もお手伝いに参加して、お茶を立ててきました。ご老人二人の方が喜んで飲んで下さいました。

全く見知らめ人とお茶を交えて、話題が弾み、色んな情報が得られるし、色んな人の考え、生き方など学ぶことがあるはずです。

先生はお茶の心で全てを受け入れてしまう人です。車にお茶の道具を積んで、日本中を行脚し、気が向いた公園などの野外でお茶を立てる夢を実現するために、20年歌ってきたコーラスを引退されたのです。

素敵な話でしょう!

 

もし、ご都合がつくことがあれば、金曜日の朝、大濠公園内の福岡市美術館、左横に「国際友好の森」という石碑がありますが、その近くで赤いもうせんを敷いて、お茶を立てています。

野外でやっているので、雨の日や12月以降寒い時は、やっていないかもしれません。

来られる時は連絡下さいね。

娘さんなど、若い世代にも伝えてあげたい日本のお茶の心です。

 

長くなりましたが、昨日の出会いに感謝です。

神様に感謝です。

 

では、今日も良い日でありますように。

 

『年長さんC君の絵画』 里母YG


かねてより、お絵描きが大好きなC君のために

絵画教室を探していたら、
福岡市中央児童会館にて開催されていることを、

友人が教えてくれました。

 

10回コースが何とたったの1000円、

一回100円と言う破格の会費だからでしょうか、
事前に往復ハガキで申し込み、

抽選の結果、

教室に参加できる仕組みになっています

 

くじ運が全く悪い私が、恐る恐る申し込んでみたら、

不思議なことに大当たり!
絵画好きのC君に

幸運の女神が微笑んでくれました。

九月から土曜日の午前中、通うことになり、

早ふた月になろうとしています。
回を重ねるごとに、絵の構図や色使いに

その成果が見られるようになりました。
               (2013年10月)

『男の子って』      里母YG

 

C君、あなたはね、ママにとって、初めての男の子なの。

C君が来るずっと、ずっと前に、女の子三人のお母さんだったのよ。

三人共大きくなって、みんな大人になってしまい、

ママ一人になったその数年後、男の子が我が家にやって来ると聞いた時

ママは、とっても嬉しかったのよ。

だって一度、男の子を育ててみたいと思っていたからね。

ところが、

ショックだったのが外に出ると、ママを睨みつけて

「ママ、大嫌い!」「あっち、行け!」と言って、

他のお母さんやお姉さんの所に行くし、

スーパーのレジに並んでいたら

知らない後ろのおばさんに抱っこされているし・・・。

すぐ、仲良くなれると思っていたのに、

うまく心が通じない時期もあったよね。

でも、昨日二人で自転車に乗って、行きはC君が勝ち

帰りも競争しようとしたら、

「おれ!手抜きしてやろうか?」と言ったでしょう

あの時ママ、笑いを耐えながら

C君が来た頃よだれかけをしていたのを思い出していたのよ。

いつの間にか成長し、四歳半で補助輪なしの自転車に乗れるようになり

今じゃ、20インチの自転車を片手運転しているし、

自分の事を「おれ」と言う時、お兄ちゃん顔になっているよね。

「ママ、いつまでも元気でいてね。」と

優しい言葉をかけてくれる男の子になってさ。

そんなC君も、中・高校生になったら口の周りにうっすらと

髭が生えてきて、余りお喋りしてくれなくなるのかしら?

ママはお酒を飲むのが大好きだから、

C君と(C君のガールフレンドも一緒かなぁ)お酒を飲む日が来るのを

楽しみにしているよ。

その時もう一度でいいから、

「ママのお腹から生まれたかった。」と言ってもらえたら最高の幸せです。

ママの永遠の恋人C君、宜しくね。