昨年12月、

施設の方々や里親会の面々が交流し、日々感じていることを川柳や狂歌 で表現しました。披露された作品をご紹介します。

 


*******************森の熊さん

醍醐味は 腕(かいな)のなかの 寝息かな

 

*****************森の羊さん

望まれて 大切なあなた 生まれ来る

叱られて 物に当たるの 誰のまね?

一日も もたない部屋の 大掃除

一枚の レシートの処理 地獄呼ぶ
(子どもの返歌)叱られて 大切なもの 捨てられる (アア・・悲し・・トホホ)

 

*****************森のこうさぎたち(子どもの句)

里親は 優しく強く 頼もしい

里親と 里子なかよし うれしいな

 

*******************森の山猫

砂糖屋と 知らぬ人には 間違われ

愛着と 言いつつ明日は 措置解除

再統合 家族アセスは どこへやら

いちはやく(189) 無料電話に なぜしない

 

*********************早良太郎

ゴミ箱に 嬰児捨てたる 父母を

支援するとは いかなるものぞ

 

生きづらさ 抱えて子らは 彷徨いつ

何処へ行くとも わからぬ道を

 

期待せる 新三本の矢と 思えども

パンツ盗んで 復興大臣

政治の劣化 此処に極まる

 

劣化する 政治尻目に 我ら生く

暴れる子らと ひねもす過ごす

 

放置せる こどもの貧困 三兆円

自公の攻防 一兆円

ザッカーバーグは 五兆円なり

 

****************タッキー

子の写真 励ますつもりが 励まされ

 

**************** M

ねぇだっこ~ すっぽり抱けない 一年生

ねぇだっこ~ さっきおろした ばっかりじゃん めがねのきみは まだまだ愛渇

ヘトヘトの こころが元気に 魔法のぎゅ~

 

**************** 森のあなぐまさん

寄り添おう 両輪ならぬ 一輪車

寝顔見て 昼間の形相 ふっ飛んだ

 

****************森のリスさん

おぼろ月 水彩のよな 君想う

声変わり 君の後ろに 桜舞う

 

*************** K

観覧車 回らないけど かんらん舎

子どもの夢を 乗せて動き出す

 

*************** S

結ホーム みんなの手と手 結びつき